真冬の花咲か爺さん(はなまるウゴ絵日記42.)ウゴツール画像4コマ漫画

42. 真冬の花咲か爺さん

2008/2/29 UP
2006/2/9の今日の一言
傾けた網戸みたよにゃ上に籠内が細長く切りゅ溜めちゅ大根ばら撒く様はまるぢぇ花吹雪、農家にょご夫婦が自ら育てちゅ畑脇ぢぇ作業しゅ「やっぱ遠州の空っ風がないと駄目だでねぇ」て今が切干大根作り最盛期。
2006.2.9

遠州名物空っ風も何の其の、今日も今日とて遠近漫歩ぉ巡らすはなまるの、不図見馴れた畑ぇ見遣りゃぁ其処にゃぁ見馴れねぇ光景てなぁ網戸がゲップの出る程並べてあんだが、此の寒い中、何処ぞの大店の大掃除でもあったのかねぇ…
てぇ、思やぁ然に在らず、網戸に向けて手元の籠から掬っちゃぁ放り投げぇする度に見事な白い花ぁまるで、花咲か爺さんの寓話みてぇな光景も、見る見る畑ぇ白く染め上げる、その白くてキラキラした花弁の正体が、はなまるならずとも気にならぁね。
だからってぇおぃおぃ、作業中の婆ちゃんの手ぇ止めさせて迄確かめようてぇするかい?
気の好い婆ちゃんは手籠の中味ぃ見せてくれりゃぁ何やら透明掛かった無数の短冊の、こいつぁどっかでお目に掛かったことぉあるぜ、そうさ、今朝も味噌汁で…てなぁ大根の今が盛りの切り干し大根作りだてぇのも、婆ちゃん曰く「やっぱ遠州の空っ風が無いと駄目だでねぇ。」てぇこって、
ふうん、此の無味乾燥な空っ風があのお大根を慈悲深〜く味付ける調味料の役目ぇしてるたぁ不思議なもんだねてぇ疑問よりゃぁ、甘く煮付けた切り干し大根を暖くふっくらと炊き上がった銀シャリへ乗っけてお口ん中へぇ放り込みてぇはなまるも毎度のこって。
2130