

新年明けましておめでとうごぜぇやす、てなぁオイラの弁で、挨拶もそこそこぉ、食いしん坊の本領発揮してスモモ謹製お雑煮を鱈腹いただいて、此方も目当てのお年玉ぁせしめりゃぁ、腹も懐も満ち足り、内側の満たされりゃぁお次ゃ外側、見掛けの身体もさっぱりと、元旦早々朝っ風呂と洒落込みますかぃ?てぇ来たもんだ。


寒気に浮き立つ白い湯気の朦々たる湯釜の縁ぃ手ぇ掛けひょいと軽業師宜しく自らの身の丈程もあるてぇ浴槽のはなまるに取りゃぁ何てこたぁねぇてぇ流石うさ犬たらん、乗り越えて、


震える冷気の中から身も心も溶き解すぅ湯船の中へぇそろそろと、ゆっくり静かに身ぃ沈めるはなまるの、不図、耳ぃ入ぇったのが正月だとてぇ何のその、近隣に軽やかに可憐なその美声を響かせておくんなするなぁ誰あろう、件のファーストフードのドライブスルー、客応対のお姉さんだぃ!


程好い湯加減の、五臓六腑に沁み渡り、新春ならではの梅に鶯とて喉元まで湯に沈めたはなまるの、頭にちょこりタオルぅ乗っけて、あぁ極楽、極楽てぇ、気持は好~く判るてぇもんさ!